高齢の方へお奨めの筋トレ Part 3

このシリーズの最後です。 

安全にトレーニングを行うための重要ポイントをまとめています。

Part 2 here



高齢の方のトレーニングの安全性

トレーニング中での怪我は100%防ぐことは不可能で年齢そして両若男女問わず起きえます。

しかし高齢の方だけでみてもトレーニング中での怪我が発生する多くの原因は

  • 重すぎる負荷で同じ動き何度も繰り返す
  • 安全ではない筋トレ方法
  • 間違った筋トレの選択


逆に以下は高齢の方がトレーニングを行う際にお奨めの方法です。

肩の関節の動きは要注意

肩の関節は若い人でも怪我の多い箇所です。 この箇所の筋トレを行う際には特に気を付けて行うように気を付けます。 また元々痛めている箇所(膝、ヒップ、腰)等がある場合も同様に気を付けて筋トレを行います。


高血圧

筋トレは基本安全で行うことによって多くの良い影響が体に出ます。 ただ元々血圧が高いかたは血圧が急激に上がるような運動/筋トレを避けます。 

以前紹介したようにIsometric での筋トレ方法や負荷が重すぎる場合にも急激に血圧が上がることがあります。 

Isometric とは

また筋トレの際は呼吸を意識しましょう。 当たり前の事を言っているようですが Personal training の際にも結構息を止めて筋トレを行う方がいます。


Cardiovascular risk

以下は7つの Cardiovascular risk です。

  • High blood pressure
  • High low density lipoprotein cholesterol
  • Diabetes
  • Smoking
  • Obesity
  • Unhealthy diet
  • Physical inactivity

多く当てはまる場合には更に注意が必要です。


Medical condition

薬の投与を常時行っている場合、薬によっては血圧が上がる場合もあります。

必ず医者に相談してから運動を始めます。


Type of resistance training

どのようなトレーニングを行うかはかなり重要です。 特に高齢となると重いものを持ち上げて2-3回で終わりのようなトレーニングではなく回数を増やしてなるべく多くの筋トレを行うのが重要です。


関節症

関節に炎症が起こっている場合は”痛くない動作そして範囲内”で行うことがお奨めです。

トレーニングの基本は関節の稼働域を全て使うと習うのですがこの場合は例外です。 スクワットや腕立てでも痛くない範囲があるのならその範囲内で行いましょう。