腰痛とお尻の筋肉について -Personal Training-

Personal training の女性のお客様で”痩せたい”という理由で始めた方が多いです。 

そしてどの筋肉を鍛えたい?聞くとやはりお尻の筋肉と答える方が多いです。

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自分は正直ゴールはなんであれその方のやる気を継続出来る現実的なものならなんでもいいと思っています。 なので男性なら胸や腕の筋肉、そして女性の場合はお腹周りやお尻の筋肉を鍛えたいのはすばらしいゴールだと思います。

更に”お尻の筋肉を鍛えている、もしくは鍛えたい”人には朗報です。 お尻の筋肉は腰のすぐ横にある筋肉です。 腰痛予防としても非常に重要な筋肉です。



なぜ腰痛になるのか

多くの人が腰痛の直接の原因が腰骨にあると勘違いしていると言ってもいいと思います。 

たしかにスポーツの普段の生活の中で物を持ち上げる際に上半身は前に屈む、後ろに反らす、横に動かす、左右に捻るなど様々です。

例えば前かがみになる場合は背骨は丸まって曲がります。 歩く際には体重が左右に必ず動きます。 そしてゴルフや野球では体を捻る動作は必須となるはずです。


しかしこれらの動作を達成するためには背骨は他の多くの筋肉があってこそ実現できます。 逆に言えばこれらの筋肉がしっかりと普段の役割を果たせていないから背骨に負担がかかり、腰痛の原因となりえるとも言えます。



Gluteal Muscle Group

お尻の筋肉で重要な筋肉は以下になります。


そしてこれらの筋肉は色々な動きの際に背骨にかかる負担を減らすことが出来ます。 なぜならこれらの筋肉は胴体、骨盤、ヒップ、そして足の動きをコントロールするからです。


スクワットの場合

例えば立位体前屈もしくはスクワットを行う際にヒップは後ろに出っ張り、バランスを保つことが出来ます。 そしてGluteus Maximusの筋肉は前かがみになる際に重力にあがない、動きを遅く行い背骨を丸くなりすぎないようにします。 もしもGluteus Maximusが弱い場合は背骨が曲がり負担がかかることになります。


捻る動作の場合

また捻る動作でもGluteus Maximusが重要な役割を果たします。 ゴルフは野球のスイングの際にまず後ろに捻ります。その際に背骨は捻りますがヒップそして足も同様に捻ることによって背骨への負担を減らしています。 Gluteus Maximusの筋肉は背骨、骨盤、更に足に繋がっています。捻る際の動きを緩めるためにこの筋肉が必ず使われなけばなりません。 上記の例同様にGluteus Maximusの筋肉が弱い場合は力の伝達が上手く行かず背骨の負担のかかることになります。


歩行の場合

また歩くときにはGluteus Med / Minが重要役割を果たします。 普段は意識せずに行っていますが歩く際には背骨が左右に移動します。そして骨盤も同時に左右に移動します。 この際にブレーキになる筋肉がGluteus Med / Minになります。 ようするにこれらの筋肉が極端な背骨の動きそして負担を減らしています。

逆にこれらの筋肉が弱い場合だと痛みがヒップから始まりやがて腰痛へと発展ということもありえます。