Personal training を始めるお客様で運動を始めの一週間で辞められる方がいます。 筋肉痛がきついのはわかります。 ですが初めの3週間を乗り越えればその先は体が慣れてきます。 せっかく始めたのですからもう少しだけ頑張ろうと思うといいかもしれません。
筋肉痛と運動
日本で中学の部活を始めた時に始めはバスケ部だったのですが
”バスケはきついから最初は筋肉痛になる”
と言われ案の上、次の日は筋肉痛だったのを覚えています。 バスケに限らず運動部を経験した方ならわかると思います。 では前日の運動により筋肉痛がある状態でそのまま運動を続けれるのはいいのか?と思った事がありませんか? 昔の昔の学校の先生は精神論の方が多く運動していれば自然に治る的な考えの方が多かったと思います。
筋肉痛のひどさによる
一重に筋肉痛といってもきついものから軽度ものまであります。
まず筋肉痛は運動を行った後にすぐ起きるAcute muscle sorenessと運動の1-2後に起こるDelayed onset muscles sorenessがあります。 よく年を取ると筋肉痛が遅れて出てくると聞きますが年齢によるものは化学的には全く証明されておらず両若男女問わずを起こり得ます。
また筋肉痛が起こる原因は筋肉に普段がかからない負荷がかかり一時的に筋肉に傷をつけることにより起こるという説が有力です。
そして筋肉痛がひどい場合は筋肉が正常に動作することはなく、ショックを吸収する能力も普段よりも低いです。 また筋肉は休んでいる状態は普通の長さに戻りますが筋肉痛がひどい場合はその筋肉自体が委縮しています。
この状態で運動を続けることによって普段出来るであろう動きが制限され靭帯や腱にいつもよりも負担をかけることになりえるようです。 もちろんケガの可能性が高まります。
筋肉痛の中で運動してもいい?
トレーニングを激しく行いその後、しっかりとした休息時間を挟まない場合は体に更に負担をかけオーバーワークになりえます。 更にアスリートの場合はパフォーマンスの低下はあれど向上は求められないでしょう。
これはオーバーワークの症状です。
- 通常の心拍数の上昇
- 鬱
- 風やインフルエンザにかかりやすい
- 使いすぎからのケガ
- 筋肉や関節の痛み
- 倦怠感
- 夜寝付けない
- 食欲不振
- パフォーマンスが悪くなる一方
これらの症状が見られる場合は明らかに体が休息を必要としています。
筋肉痛が軽い場合
筋肉痛が軽い場合での運動は一時的とはいえ筋肉痛を和らげることが出来ます。 しかし筋肉はまだ修復中なので軽めの運動を行うのがいいでしょう。
また普段から運動を行っている人だと筋肉痛には慣れているし多少の筋肉痛は気にならないと思います。しかしながら筋トレを始めたばかりの人だとその筋肉痛がきつく感じるかもしれません。
トレーニングの強度にもよりますが運動を行った後に48-72時間の休息が必要です。
また多くな筋肉は爆発的な力を生む代わりに疲れるのも早いです。 反対に姿勢を保つ筋肉持久力があり休憩の時間はそれほど短くても鍛えることが出来ます。