たまになにもやっていないのに痛みが出るという人がいます。 それは何もやっていないからです。 体も車等同様に”メインテナンス”が必要だからです。
Piriformisとは
Piriformisという筋肉は歩くごとに使われています。 勿論意識はしませんが歩くときに”正しいフォーム”で行えるように手助けをしています。
お尻の大きな筋肉といえばGluteus Maximusですがその大きな筋肉の内側に位置します。そして背骨のベースに直接つながっています。
この箇所には他にもいくつかの筋肉が集まっておりEternal rotatorと呼ばれる関節の動きを行います。 またヒップと太もも(足の付け根)を安定させる役割もあります。
歩行時には
The piriformis muscle rotates the femur during hip extension and abducts the femur during hip flexion. となってます。 訳すとこの筋肉は足を後方に動かす際にFemurという骨をローテーションします。 さらに足を前方に動かす際にはFemurという骨を中心からみて外側動かします(Abduction)。
特に二つ目に紹介した動き(足を前方に動かす際のPiriformisの役割)が歩く際に非常に重要らしく体の体重移動をスムーズに行うことが出来るため転倒防止に一役買っています。
Piriformis Syndrome
日本語では梨状筋症候群というそうです。 てっきり座骨神経痛だと思っていましたがSciatica painの方がそうでした。
Siaticaという神経がPiriformisの筋肉で圧迫されることによって起こります。 痛みはお尻から足まで感じることがあります。
その内20%の方はSiaticaの神経がPiriformisの中を通っているそうです。 そしてPiriformisの筋肉を使う度に痛みが発生します。
原因はなに?
痛みの原因は以下の通りです。
- 何度も使うことによるもの
- 姿勢が悪いため
- 左右の足の長さが異なるため
- 片側に体重をかけているため
またこの筋肉は完全に他の筋肉から分かれたものではなくGluteus Med / Minの筋肉と併合していることもあるそうです。
Piriformisのストレッチ
当然のように使用しているばかりでは筋肉は”固くなっている”場合があります。 なので単純にストレッチをして改善する場合もありえます。
Pigeon Pose

クロスさせた足をまっすぐ後ろではなくやや斜めに延ばすと更にストレッチが効いているのが実感できると思います。
Other Stretch

地面に仰向けになった状態で片側の足首を反対の膝の上に乗せます。 そして膝を乗せられた側のモモの裏から上半身の方に引っ張ります。
ストレッチのチップ
- ストレッチは必ず体が温まった状態で行ってください。
- なので当たり前のように朝一よりも夕方そして夜の方が友好的です。
- バウンスは絶対せずにストレッチの状態にゆっくり移行します。
- ストレッチは最低でも30秒その状態を維持します。
痛みがある場合は必ず医者の方に相談して行いましょう。