懸垂はきついけどやりがいがあり自分は一番好きな筋トレです。 Personal training のお客さまでもやりがいがあると言ってる方も案外います。
背中の筋肉を鍛える
胸の筋肉を鍛えるのに有効な筋トレは?と言われたら何が浮かびますか?
やはりペンチプレスではないでしょうか?
カナダのジム好きの人たちでは
“How much can you bench?” 重さはどれくらいでベンチやっている?
と聞かれることもあると思います。
その他、腕立てやダンベルでのプレス、そしてDipにチェストフライと胸の筋肉を鍛える方法はありますがやはりベンチプレスが一番理にかなっていると思います。
では反対側の背中の筋肉はと言われるとなんでしょうか?
自分は懸垂が圧倒的に効果的だと思います。
ただ懸垂はきついです。
なんでも過去にアメリカで女性が海兵になるための上半身のテストに懸垂が3回だったらしいのですが約半分ができずに落ちてしまうというほどです。
詳しく見たい方はこのリンクから
懸垂で鍛えられる筋肉
改めて懸垂で主に鍛えられる筋肉はというと
- latissimus dorsi
- elbow flexors (biceps brachiiも含む)
- posterior deltoid
筋肉はどうやって機能しているのか
普段使っていて意識することなんてまずありません。
筋トレで使う筋肉はSkeletal muscleといって筋肉を自分の意思で動かすことが出来ます。 当たり前だろと思うかもしれないですが筋肉の中には自動的に動いているものもあります。
そしてSkeletal muscleは必ず関節を跨いで筋肉が引っ張ることによって関節を動かすことを可能にしています。
本題です。なぜ懸垂はきつい?
筋肉はInsertionとOriginとがあって骨から骨に繋がっています。 そしてOriginはOriginateという名前に近いから推測できるかもしれないですがそこが元です。 でOriginはInsertionよりでかいです。
なので筋トレの多くの動きはInsertionの方からOriginの方に向かって動くこと多いです。
ですが懸垂の場合は逆になりOriginの方からInsertionの方に動きInsertionがその分頑張って支えなければなりません。
latissimus dorsi origin and insertion
挿入したイメージを見てもらえばわかりますがInsertionが腕の根本にちょこっと繋がっているのに対しOriginは背中の半分以上に繋がっているのがわかると思います。
なので誰が懸垂を行ってもきつい訳です。