Youtuberをフォローしてトレーニング。この運動は大丈夫?

昨今はテクノロジーの進化のおかげであらゆる面が便利になりました。 Fitness industryも同様でオンラインでの Personal training の指導を行っている方も多いです。 流行り病も相まってジムに行かずにYoutubeを見てトレーニングをしている方もいると思います。



プロに聞くのも重要です

多くの人が運動を習慣させる機会を増やすだろうし、またそれらの動画を見てモチベーションが上がるのであればそれはとてもいいことだと思います。

ですが間違った方法やこの運動はどうなの?と疑問を抱くことも多々あります。


 


ロシアンツイスト

いまやお腹の横の筋肉を鍛える代表的な筋トレ方法ではないでしょうか? ジムではボールを持って行ったり自宅では自重で手だけを左右に動かすだけで段々効いてくるのがわかるはずです。

ですが自分はこの筋トレ方法自体を全く支持しません。


腰に一番よくない動作というのを必ずKinethiologyやScience of exerciseを受講した人は必ず習います。

その状態とは腰を曲げた状態に加えて捻ることです。

そうです。

まさにロシアンツイストの動きです。



捻る動作を立って行う場合との違い

通常体を捻る場合、立った状態で行います。 野球やゴルフのスイングなんかはいい例です。 その際に捻る動きはヒップそして足首の動作を利用して安全に達成することができます。


しかしロシアンツイストの場合の動作はヒップからの動きにはなりません。 なぜならヒップがロックされた状態にあるからです。

関節は動きべき場所が動かない場合で次の動作を達成さえたい場合は動くべき箇所の次の関節が代わりに動くことになります。


ロシアンツイストの場合では背骨特にLumbar spineです。


よく聞くこの運動を行う理由として”そうかもしれないが私はこの運動で今まで腰が痛くなったことがない”というものです。

ですが極力怪我の可能性の低い筋トレ方法を選択するのも Personal Trainer の仕事の一部だと思い長々と説明させて頂きました。


運動は安全になるべく怪我無く行いましょう。


腹筋(situp)をやると腰が痛い