以前働いていたジムで絶対にやるなと言われた一つの筋トレです。 昔の走り込みをすればいい時代は終わったと思います。 理論的に鍛えることの大事さをダルビッシュ投手はよくおっしゃってますが大賛成です。
Leg Drop とは
まず足を上げた状態から始めます。 そして両方の足を同時に地面に少しづつ降ろしお腹を鍛える筋肉です。
Youtubeでよく見かける10分コアワークアウトには頻繁に含まれています。
はっきり言います。
9割の人が(もしくはそれ以上)安全にこの筋トレを行えていません。 そして今すぐ止めるべきです。
なぜ危険なのか?
まずこの運動がどのようにしてお腹の筋肉を鍛えているのか知る必要があります。
まず足を上げます。 この上げる際に使われている筋肉はHip flexorsです。 ちなみにこの筋肉はコアの筋肉とは言い難いです。
そして足を下げれば下げるほど足の付け根、ヒップが前向きに傾こうとします。 要するに反り腰です。 その反り腰の状態にならないようにお腹の筋肉が支えています。
ただ両足は思っているよりも重く多くの人の場合で反り腰になっています。
この反り腰の状態を英語でAnterior pelvic tiltといい腰に良くない状態です。 腰痛の原因の一つと言っても過言ではありません。
ただでさえ腰が反り腰になりやすいこの筋トレ方法。 それに加えパートナーに足を押してもらったりしたら尚更不可能です。 絶対にお奨めしません。